2008/09/29

母の思いは強し




先日、国際結婚のカップルの挙式を担当させて頂く機会がありました。新婦が日本人で新郎がアメリカ人の国際カップルです。お二人とも本当に仲がよさそうで幸せ一杯と言う感じでした。さて、2枚の写真を見て頂ければお分かりかと思いますが、お二人の今回の挙式スタイルは和装でございます。これには深~い(?)理由があったのです。

ご新婦のお母様が日本で着物の販売員をしていらっしゃるとの事で、お母様たっての希望でお二人の挙式スタイルが和装となりました。私共では着付けとメイクと挙式を担当させていただいたのですが、お母様がご新郎ご新婦の着物は勿論、打ち掛けまで、さらには御自分と叔母様2人の着物を日本からの持込でいらっしゃいました。日本から遠く離れたここハワイまで重い着物をしわのつかない様にトランクに丁寧に詰めて、気の遣われる御旅行だったと察します。

ご新郎は着物を着る機会が今までほぼ無かったそうなので、非常に興味深い表情でお着物を召していらっしゃいました。そして、ご新婦のお着替えが終わった頃には本当に美しい女性を見つめるような表情をなさっておりました。やはり、日本人には着物が一番似合うのだなーっと改めて日本の文化の美しさに気付かされた和装スタイルの挙式でありました。そして、やはり忘れてはならないのはいつの世も、世界中どこでも母の思いは強しという事ですね。